最後の荒神祭り

今日は、ある地区の何百年も続いた荒神祭りの、最後のお祭りでした。

氏子の方々も、神職の私に言いづらかったのでしょう。最後の最後に「本当に申し訳ない事ですが、年寄りばかり4件だけになってしまいました。若いもんには若い考え方があるので、とりあえずここで区切りをつける事となりました。」と、、、。

そして愚かな私は思いました。最初に言ってほしかったなと、、、。

知っていれば、もっと心を込めて丁寧にしたのにと。もっとも、いつも心を込めて丁寧にしているつもりですが、やはり人間というものは、どこかでおごりがでてしまうものなんでしょう。

来年も同じようにできると思い込んでいたんですね。お祭りだけではなく、確実に過疎の波は押し寄せ、人が減り続けている状況で、地域も私自身も、来年生きているかなんてわからないのに…。

だからこそ、今、この瞬間を大切にしないといけないと心から反省いたしました。

氏子地域の皆様、これまで何百年も荒神様を守ってこられた事に心より敬意を表します。本当にお疲れ様でした。願わくは、次は若い方々が少しでもこの地域を、盛り上げていって欲しいものです。